2022年最新版【米国株|セクターローテーション】経済の景気サイクルは今どこに?

基礎知識
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ども、けんたです!

 

よくある悩み
・米国市場暴落してるけどチャンスはあるの?
・景気サイクルって何?
・セクターローテーションって何?
・米国経済に投資をしたいけど何もわからない…

 

これらの悩みを解決していきます。

 

けんた
けんた

世界1の経済大国アメリカの景気サイクルや金融情報って知りたいよね!
もしチャンスがあるなら投資もしたいと考える人も多そう!
本記事で勉強していってください!

 

株や経済が暴落している時にこそ大富豪が生まれるって言われているくらいだからチャンスは眠っていると思います。

 

ただ、円安の影響もあるしアメリカは物凄いインフレが進行しているし金利もどんどん上昇するしでこの先のことはわからないというのが正解です。

 

誰も経験したことのない景気に突入しています。

 

現在「GAFAM」の時価総額がとても大きいですが、この先はどうなるのか誰にもわかりません。

 

一般的にこの局面ではどのような分野の企業が業績を伸ばしやすいか知っておくことで個人でも戦えるようになります。

 

一緒に学んでいきましょう。

 

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結論|セクターローテーションとは何か?

 

セクターローテーションとは景気や金利によって高パフォーマンスが期待できるセクター(業種)が移り変わっていくことをいいます。

 

セクターとは、株式市場を分析するために分けられた性質の似ているグループのことです。

 


引用:https://www.msci.com/our-solutions/indexes/gics

 

MSCIによって分類されたGICSのことです。

 

11のセクター 24の産業グループ 69の産業 158のサブ産業 で構成されている

 

セクターはかなり大雑把に分けられています。

 

・エネルギー|Energie
・素材|Materials
・資本財|Industrials
・一般消費財|Consumer Discretionary
・金融|Financials
・情報技術|Information Technology
・通信サービス|Communication Services
・不動産|Real Estate
生活必需品|Consumer Staples
ヘルスケア|Health Care
公共事業|Utilities※ ディフェンシブ・セクターは赤文字
ディフェンシブ・セクターとは、景気にあまり左右されない企業からなるセクターです。
主に食品、医薬品、陸運などが入ります。
特徴は『ボラティリティ』が低いことです。

 

マーケット全体で見るとこのような感じになります。

 


引用:https://finviz.com/map.ashx?t=sec

 

上記の画像はS&P500の価格変動ですが、このように11のセクターで分類されています。

 

セクターローテーションは11あるセクターを4分割します。

 

縦軸に景気、横軸に金利で分割していきます。

 

経済は時計回りの流れで進んでいきます。

 

不況期→回復期→好況期→後退期 をぐるぐる繰り返していき、それぞれの経済状況で得意としているセクターが存在します。

 

日本の場合はずっと金利が低く景気もそこまで良くないため『不況期』の状態と言えます。
一方米国の場合はコロナが回復してきているので景気の向上や政策金利がどんどん上昇しています。
なので『好況期』と言えます。

 

ただ、米国の場合は金利が上がりすぎている状況でインフレが物凄い勢いで加速しているため、後退期に突入するのではないか?とも言われています。

 

このように金利と景気を見ることで業績を伸ばしやすい企業やセクター(業種)が一目でわかります。

 

セクターローテーションを投資判断に活用するメリット

 

セクターローテーションを投資に活用するメリットは資産の最大化が狙えることです。

 

各セクターごとに強い企業や産業があるので、そこに投資していきます。

 

数万社の中から選ぶのではなく、その時の米国の経済状況を確認してリターンを得られる確率が高い企業へ投資することができます。

 

けんた
けんた

もちろん全ての企業がそうなるとは限らないので複数の情報を自分なりに精査して投資するようにしましょうね!
あくまでも、投資は自己責任なので!

 

セクターローテーションの注意点

 

注意点としては、景気の移り変わりは非常に曖昧ということです。

 

景気が良くなってきているからといって回復期の銘柄がすぐに上昇するわけではありません。

 

徐々に変化していきます。

 

明確に経済の流れが変わっていると気がついた頃には誰もが「生活に変化が出てきたね…」とわかるようになっていると思います。

 

ニュースに出てからでは完璧に市場が変わっているということです。

 

ただ、僕たち個人投資家は確実に市場や経済が移り変わってから投資するというマインドでいいと思います。

 

確実にリスクを抑えてリターンを狙う。がベストだと思います。

 

速報|現在の米国市場

 

今朝米国FRBからの発表で政策金利を0.75%引き上げると発表しました。

 

通常の3倍ほどの利上げとなります。

 

日経新聞の記事も併せてどうぞ。

 

金融緩和をしてもインフレ加速が止められなかったことが3倍の利上げの要因です。

 

年末時点の予想政策金利と照らし合わせると、1段階飛ばし、2段階飛ばしで利上げをしていくことになります。

 

米国は消費が伴っているインフレなのでガンガン金利を上げて抑えていく政策ができますが、日本の場合は消費がついてきていないため金利を上げることができません。

 

そのため円安がかなりのスピードで進行しています。

 

昨年同時期から比べると、21%も円安が進行しています。

 

具体的には1ドル=111円だったのが1ドル=135円になっています。

 

けんた
けんた

単純に円の価値が24円下がったことになる!
輸入品が去年と比べて24円上がっていることと同じ!
原油、小麦が高くなっていると感じている人も多いはず…

 

円安に関しての記事はこちらで詳しく解説していますのでご覧ください。

 

 

 

補足しておくとドルと比較して円の価値が安くなっているだけでなく、ユーロなどと比較しても円の価値は安くなっています。
一般的にドルと比較することが多いですが、他の通貨も見ておくと現時点での円の価値がどれくらいか把握できるようになります。

 

2022/6月時点 経済状況

先ほどもお伝えした通り日本、米国はこのような感じです。

 

日本の場合はずっと金利が低く景気もそこまで良くないため『不況期』の状態と言えます。
一方米国の場合はコロナが回復してきているので景気の向上や政策金利がどんどん上昇しています。
なので『好況期』と言えます。

 

政策金利が段階的とは言えかなり急激に増加しているので景気に影響が全くないとは言えない状況だと感じます。

 

FRBは加速しすぎたインフレを抑えたい気持ちの方が強いように感じます。

 

今後も、金利の上昇関係の情報には敏感になっておいた方がいいかと思います。

 

各セクターの傾向

 

セクターローテーションは

  • 回復期
  • 好況期
  • 後退期
  • 不況期

がぐるぐる回っていきます。

 

その中で、各セクターの時にどのような銘柄が強くなるのか?を解説していきます。

 

100%鵜呑みは危険ですので、傾向を踏まえた上で他の情報も探して判断するようにしましょう。(経験談ですが、僕自身一つの情報を鵜呑みにして損失を出したこともあります。)

 

では各セクターのETFの確認と傾向を見ていきましょう。

 

各セクターのETF

 

米国業種11種バンガード社のETF
情報技術VGT
金融VFH
不動産
資本財VIS
素材VAW
一般消費財VCR
エネルギーVDE
ヘルスケアVHT
通信サービスVOX
生活必需品VDC
公共事業VPU

 

各セクター特化のETFをバンガード社が出しています。

 

不動産はありませんが、他の10種は証券会社なら購入可能です。

 

ETFは上場している投資信託で、複数の個別銘柄を寄せ集めて運用したものになります。

 

メリットとしてはETFを買うことで複数社に分散投資できることです。
デメリットは自分で個別銘柄を選択できないことです。

 

個別銘柄を選択できる人はあまりメリットを感じないかもしれませんが、僕はメリットが大きいと考えています。

 

複数の企業状況を確認して投資するとなるとかなり大変なことなので、ある程度狙っている業種への集中投資という面では最適かと思います。

 

では各セクターについての解説です。

 

回復期

 

実質的に回復期は不況下にあります。

 

しかし、金融緩和(利下げ)により景気の後退から上昇へ移行していく局面です。

 

そのため、景気は上向き金利は下向きになります。

 

回復期に有利なセクターの詳細

【情報技術|VGT】
代表企業 マイクロソフト(MSFT) アップル(AAPL) NVIDIA(NVDA) セールスフォース(CRM)

インターネット・ソフトウェア・サービス・ITサービス・通信機器・コンピューター・コンピューター周辺機器・半導体・電子部品、機器、装置

【金融|VFH】
代表企業 JPモルガンチェース(JPM) ビザ(V) マスターカード(MA) バークシャーハサウェイ(BRK-B)

銀行・貯蓄・抵当・不動産金融・保険・資本市場・REIT・金融サービス

【不動産|ー】
代表企業 アメリカン・タワー・コーポレーション(AMT) プロロジス(PLD)

不動産管理・不動産開発・REITs

 

好況期

 

好況期は金融緩和(利下げ)の影響で消費が活発になってくる局面です。(現在のアメリカ)

 

消費者が活発にお金を使うため、実質的に経済は好調になっていきます

 

そのため、景気は上向き金利は上向きになります。

 

好況期に有利なセクターの詳細

【資本財|VIS】
代表企業 ボーイング(BA) キャタピラー(CAT) スリーエム(MMM)

陸運業・鉄道・運送インフラ・海運業・航空貨物・物流サービス・旅行航空運送業・専門サービス・商業用品・商業サービス・商社・流通業・機械・電気設備・建築土木・建築関係・防衛・航空宇宙

【素材|VAW】
代表企業 リンデ(LIN) シャーウィン・ウィリアムズ(SHW)

化学・建築資材・容器・包装・金属・鉱業・紙製品・林産品

【一般消費財|VCR】
代表企業 アマゾン(AMZN) テスラ(TSLA) ナイキ(NKE) マクドナルド(MCD) スターバックス(SBUX)

小売(専門・複合)・ネット販売・消費者サービス・レストラン・レジャー・ホテル・贅沢品・アパレル・家庭用耐久財・レジャー用品・自動車部品・自動車

 

 

後退期

 

後退期は景気が加熱していき過度なインフレになる傾向があります。

 

中央銀行は経済の正常化を図るために段階的な金融の引き締め(利上げ)をおこない、加熱した景気にブレーキをかけようとします。

 

そのため、景気は下向き金利は上向きになります。

 

後退期に有利なセクターの詳細

【エネルギー|VDE】
代表企業 シェブロン(CVX) エクソンモービル(XOM)

エネルギー設備・石油・ガス・消耗燃料

 

不況期

 

不況期では、金融引き締め(利上げ)によって企業の成長が低下します。

 

一般家庭の消費が抑えられるため経済が低迷してしまいます。

 

そのため、景気は下向き金利は下向きになります。

 

不況期で有利なセクターの詳細

【ヘルスケア|VHT】
代表企業 ユナイデットヘルス(UNH) ジョンソン&ジョンソン(JNJ) ファイザー(PHE) メルク(MRK) アボットラボラトリーズ(ABT)

ヘルスケア機器、用品・ヘルスケアサービス、テクノロジー・バイオテクノロジー・医薬品

【通信サービス|VOX】
代表企業 グーグル(GOOG) メタ・プラットフォームズ(META) ウォルトディズニー(DIS) AT&T(T)

双方型メディア、サービス・娯楽・メディア・電気通信サービス・無線通信サービス

【生活必需品|VDC】
代表企業 P&G(PG) コカ・コーラ(KO) コストコ(COST) フィリップモリス(PM)

食品・飲料・家庭用品・パーソナル用品・タバコ

【公共事業|VPU】
代表企業 ネクステラ・エナジー(NEE) サザン(SO) デューク・エナジー(DUK)

電力・ガス・水道・総合公益事業・独立系発電事業者・エネルギー販売業者

 

個人が戦うならどうすればいいのか?

 

僕が考える個人で戦う方法はズバリ!

  • 全米株式インデックスファンド
  • S&P500インデックスファンド

に投資して戦います。

 

例えば、各セクターに投資したとして利益が出たとします。

 

この場合は売り抜かないと利益がどんどん薄くなっていってしまいます。(次のセクターでは弱い可能性が高いから)

 

それは個人だけでなく、大口の投資家や機関投資家も同じことを考えています。

 

たくさんの人が同じ銘柄、関連銘柄を売ることでどんどん価格が暴落していきます。

 

個人では到底売るタイミングなんてわかりません

 

全セクターへの分散投資として『全米株式インデックスファンド』、リターン重視で『S&P500インデックスファンド』への投資が最適だと思います。(僕個人はそうしています)

 

短期で売り抜ける自信がある人はセクター別で傾向に合わせて投資をすることでリターンを最大化できます。

 

しかし、不安な人は無難にS&P500や全米株式などに投資がいいでしょう。

 

LINECFDではS&P500インデックスファンドに投資することができます

 

しかもスマホで完結できるのでストレスフリーで直感的に購入することが可能です。

 

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まとめ

 

今回は『セクターローテーション』について解説しました。

 

各セクターには傾向があり、得意な相場があります。

 

それに最適な投資のポートフォリオを作っていくためにも頭の中に入れておいた方が良いキーワードです。

 

今後も米国の経済や金利に対してアンテナを貼りつつ行動していくと良いと思います。

 

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本記事を閉じたら何か一つでも良いので行動しましょう。

 

99%の人は何もアクションを起こしません。

 

なんでも良いので行動するだけで上位1%に入ることができます。

 

知っているか?できないか?ではなくて「やるかどうか?」です。

 

「行動しましょう!」ではまた

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